日清食品ＨＤが即席麺の賞味期限を延長

まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」を減らすため、日清食品ホールディングス（ＨＤ）は３０日、傘下の日清食品と明星食品で製造する即席麺の賞味期限を延長すると発表した。カップ麺は従来の５カ月を６カ月に、袋麺は６カ月を８カ月にする。

日清食品ＨＤの中川晋副社長は「以前よりも容器包装や陳列環境も良くなってきている」と説明。実験で延長が可能であることを確認したとしている。

農林水産省の推計では、国内で発生する食品ロスは２０１０年度で５００万～８００万トンに上る。賞味期限が延びれば小売店や家庭で廃棄が減り、食品ロスの削減につながることが期待される。

即席麺は災害時の非常食に使われることが多く、賞味期限の延長はこの面でも歓迎されそうだ。

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