北斗函館か新函館か 駅名未定のまま着工

２０１６年春の北海道新幹線新青森－新函館の開業に向け、新函館駅（仮称）建設予定地で１５日、安全祈願式が行われた。同駅の名称は、駅が建つ北斗 市が「北斗函館」を、函館市が「新函館」を主張して１歩も引いておらず、駅名未定のままの着工となった。駅名はＪＲ北海道が１５年春までに決定するという。

建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、新駅舎は１５年６月に完成予定で、総工費は３７億２７５０万円を予定。在来線の渡島大野駅に隣接して建設する。

３階建てで、駅舎正面はガラス張り。北斗市は明治時代に道内で最初にれんがの製造が始まったことから、改札口付近の壁には道産のれんがを使う。